今日は、スプレッドとFXとの関連性についてのお話になります。
スプレッドとは、例えば、海外旅行に出かけたことがある人は、外貨両替を行ったシーンについて考えてみて下さい。
日本円を米ドルに交換する際に、たとえば1米ドル110円43銭であるのに対し、同じ日時でも逆に米ドルを円に交換する際には1米ドル108円43銭などといったように、それぞれで異なる交換レートが提示されていたはずです。
仮に、110円43銭で1米ドルに交換し、その後瞬間的(交換レートが変動しないうち)に円に戻したとしましょう。すると、「日本円→米ドル」のプロセスでは110円43銭を支払ったのに、「米ドル→日本円」のプロセスで手元に戻ってきたのは108円43銭で、2円がどこかに消え去っています。
この現象は、先程も指摘したように、「日本円→米ドル」に適用されるレートと「米ドル→日本円」に適用されるレートに違いがあるからです。
この差額がスプレッドと呼ばれるもので、外貨両替に対応した金融機関の手数料収入に相当します。
FXでは、通貨ペアを売る際に適用される「Bid(売値)」と、通貨ペアを買う際に適用される「Ask(買値)」の差額がスプレッドとなります。たとえば、米ドル/日本円の「Bid」が109.404円であるのに対し、「Ask」が109.407円といった具合です。
通常時の提供スプレッドですが、ときにスプレッドの幅が大きくなるケースが発生することがあります。これはスプレッドを原則固定としているFX会社でも時々拡がることがあります。
それにはいくつかの要因が関係しています。ここでスプレッドが拡がる主な要因をご説明したいと思います。
スプレッドが拡がる要因1:流動性の低下
流動性が高い場合
通貨を買う人と売る人が多い状態を「流動性が高い」と言いますが、流動性が高い時はスプレッドが安定しているのに対し、流動性が低くなるとスプレッドが広がる傾向にあります。
流動性が低い場合(スプレッドが拡がる)
1日のサイクルの中で言うと NY市場が閉まる日本時間の朝5時~8時ぐらいまでは市場参加者が少ないため, スプレッドが拡がることが多いです。
スプレッドが拡がる要因2:レートの急激な変化
重要な経済指標が発表された直後, 戦争や地震に関わるビックニュースが流れた時はレートが急激に変化するため, FX会社のシステムもすべての注文に対処しきれなくなり, 致し方なくスプレッドを広げることがあります。
急激なレート変動にも比較的対応できる, システムの強さ・約定力を兼ね備えたFX口座を利用することが重要になります。
もし、万が一スプレッドが拡がった場合どんな現状が起きるのか?
実際に今回、僕自身が体験した内容をお伝えすると、スイス円でのエントリー後スプレッドによりトータ−50pips以上も損失を出してしまった事。
通常であれば、利確になっていたのにめちゃめちゃ悔しい😭
皆さんも朝方のエントリーには要注意を!!
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